清水市代女流王将 vs あから2010


将棋好きであり、将棋対戦ソフト(弱小)を作った自分にとって、今回の対戦は対戦結果だけを求める一般の方よりも関心を持って観ていました。

関心の対象としては、結果としてどちらが勝つか、どんな手を指しあうかと言った今回だけの関心事も勿論あります。
ただ、今回のような場でのコンピュータ側勝利によって、「将棋に携わる人」、「コンピュータ将棋に携わる人」、「これから両者どちらか、もしくはどちらにも携わろうとする人」への影響とその影響から今後これらの人、これらの人が所属しているコミュニティはどうなるのか?
といったところにもまた面白みがあると感じさせてくれる一局でした。

そんな、へんちくりんな感想を持ったわけですが、「真剣勝負面白かった」の一言に尽きます。今回の対局を用意して下さった関係者、あから2010開発者みなさん、そして清水市代女流王将。本当にお疲れ様でした。これからも面白い一局の提供をお願いします。


Java将棋のアルゴリズム―アルゴリズムの強化手法を探る (I・O BOOKS)

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