新世界よりは凄い


この本は凄い。1000年後の世界は「呪力」をもった超能力者(人間)が支配し、その持つ力は1人1人が核兵器レベルという非現実世界。
それに、人間が持っている支配欲等々の恐ろしさと神に近い存在であり、1000年たってもそれを受け止めるきれない社会システムとその歴史。という非現実的だけど、どこかあり得そうな話が見事に描かれていて、グイグイ引き込まれる。一気読みしそうになるが、所々で考えさられ、迷ってしまう。そして、最後の落ちが本当に恐ろしい。

宮崎はやおのような「アニメ」で映画化してほしい。いや、この世界観を「グロ」無しで描くのは駄目だと思うから無理か。。。

「グロ」が大丈夫な人は絶対にお勧めできる本。読まないと損です。

新世界より(上) (講談社文庫)

新世界より(上) (講談社文庫)

新世界より(中) (講談社文庫)

新世界より(中) (講談社文庫)

新世界より (下)

新世界より (下)